
「高野村のイッキリ」とは何のことでしょうか?
高野村にイッキリという名産品がありました。
人々は連日のように高野村のイッキリを求めてやってきました。
イッキリは高野村でしか取れませんでした。
収穫したイッキリは二、三日影干しすることで、上質のイッキリになります。
イッキリは燃料や家具、肥料としても使います。
方法によっては食べることもできます。
高野村の生活の半分はイッキリでまかなえるとも言われています。
しかし、文明が発達につれ、高野村のイッキリは衰退の一途を辿るのです。
苦労してイッキリを収穫しなくても、イッキリの代わりが務まるものが現れたからです。
今では、高野村では、使われなくなったイッキリがあふれかえっています。
そんな誰からも忘れられたイッキリは突如、人類にキバを向きます。
高野村のイッキリは自らの眷属を生み出し、人々を呼吸困難で苦しめ、
外を出歩けないようにしました。
そこで国は、高野村のイッキリの討伐命令を下します。
大量の税金が投入され、高野村のイッキリは一つ残らず駆逐されました。
こうして、人々の生活は元に戻りました。
